看護師リーダーシップ研修の実際(1)

Nurse

研修対象者は,看護経験4年目以上,15年目以内の中堅看護師で院内のリーダーシップ研修の受講を希望する者とし,病棟においてリーダーシップを発揮し,病棟のモデルとなることを期待されている看護職員とした。

リーダーシップ研修は,(1)コミュニケーション,(2)問題解決技法・医療安全,(3)感染管理,(4)看護倫理,(5)課題成果発表会の年5回の集合研修とOJTで構成した。

1.コミュニケーション

研修開始時にリーダーとして何を期待されているか,どのようなリーダーを目指すか,各自意識づけを行なった後に,講師によるコミュニケーションの講義,演習を行なう。

職場の牽引役である研修生は看護師として豊富な経験を持ち,日々の業務において後輩などの育成に携わる機会も多い。

しかし,リーダーシップを発揮するうえでのコミュニケーションの難しさを感じている。

研修生がコミュニケーションにおける自己の傾向を認識し,意識して他者へかかわることで職場の対人関係を円滑にすることをねらいとする。

また,リーダーとして病棟の現状を分析し,課題を見出し,柔軟に対応できるようにする。

2.問題解決技法・医療安全

この研修では問題を発見することから解決策を提案・実践・評価・修正するまでの一連の過程について学ぶ。

研修生は所属部署での課題を見つけ,その問題解決に取り組む。

リーダーとして助言をしていくなかで問題解決の流れを意識し,計画的かつ継続的に課題に取り組むことをねらいとする。

さらに職場のリーダー的存在として,職場環境に潜在しているリスクに気付き,その背後要因について多角的に分析できる手法を学ぶ。

分析した結果から,具体的な対応策を導き,その対応策を職員全員が継続して実践していけるよう,提言・助言することができる人材を育成することがねらいである。

グループワークでは事例をもとに,事故の背景要因を分析し,事故を未然に防ぐ実践可能な対応策を検討する。

管理人

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